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〔電磁波攻撃 被害の現場からの同時進行レポート〕 早朝5時50分ごろ、いちだんと激しい照射が始まった。わたしたちはなぜか、ふたりとも一緒に、左手が痺れ出した。左手を握り合って、苦しみに耐えた。1時間経ったいま、起き上がってパソコンに向かい、記録を書き始める。

 
 
 ◇ 大沼記 : きのう、わたしたちが考えついた、SFまがいの「素人仮説」(昨日のブログを参照ねがいます)を裏付ける(?)、ガンマ線照射だった。

 
 
 表示(一定時間の平均値)は平常線量の倍。アラームのしきい値にはまだ間がある。
 

 が、瞬間的にはかなりの線量に達している(ような、とんでもなく不快な体感)。
 

 ピンポイント・クロス照射のガンマ線の間を縫って、ガンマ線のガイド・モニター役を兼ねた、電磁波が襲いかかってくる。そんな感覚。
 

 内臓が痛む。脳内にも、粒のような痛みが走る。
 

 でも、大丈夫。
 

 わたしたちは、きのうから自覚的に、ある対策を取り始めたから、ある程度は耐えられる(はず)。
 

 ふたりで、ヒロシマの被爆者の苦しみを思う。アウシュビッツを想う。
 

 犠牲者の苦しみを、はじめて、すこしだけ、わかった気がする。
 

 念のために、互いの写真を撮り合う。

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 わたしたちのどちらかでも、死んだら、これまで保全した写真、その他が一斉に表面化する。
 

 わたしたちは、そのあとのことを心配している。
 

 あの若者たちのことを心配し、この国の手のつけられない混乱と崩壊の未来を危ぶむ。
 

 聞くところによると、電磁波・ガンマ線攻撃のことを、「彼ら」は「フォーラス」と呼んでいるらしい。
 

 わたしたちの、この日本を「フォーラス」が、死と沈黙の廃土に追いやろうとしている…………そんな気がする。  (7時15分 記)
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