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2010/06/22

 

革マル派から献金を受けていた枝野幸男

 

枝野幸男民主党幹事長の資金管理団体が平成8年から11年までの4年間で、JR総連と傘下のJR東労組から計404万円に上る献金やパーティー券購入を受けていたことが21日に判明した。
JR総連・JR東労組と言えば、知る人ぞ知る革共同革マル派の巣窟である。そのことは、私の6月4日付エントリ「革マル派を擁立した民主党」を読めば、よくお解りいただけると思う。

JR総連・JR東労組の最高実力者はJR東労組顧問の松崎明氏で、革マル派の(元)副議長(組織名:倉川篤・愛称:クラさん)である。
彼は、国鉄民営化当時から「私は革マル派ではない」「(革マル派の教祖)黒田寛一氏から思想的影響は受けたが、今は関係がない」と語っている。
が、革マル派は彼を除名していない。通常、マルクス・レーニン主義を標榜する組織は、幹部が組織を離反した時点で即除名。その後はありとあらゆる罵詈雑言を浴びせかける。
しかし、松崎氏については、そのような状況はまったくない。また、対立する中核派は、いまだに松崎氏に対する「革命的処刑宣言」を撤回していない。

確かに、JR総連内革マル派と党組織としての革マル派との関係は必ずしも一体ではないとされる。実際のところ、JR総連の幹部が革マル主流派に拉致・監禁された事件も起きている。
が、松崎氏は殺人者集団・革マル派の幹部であったことを自己批判したわけでもないし、転向宣言をしたわけでもない。
つまり、松崎氏は今でも革マル派なのである。正確には、革マルJR総連派と言うべきかもしれないが。

ところで民主党は、今回の参院選にJR総連の組織内候補でJR総連政策調査部長、JR東労組中央本部政策調査部長などを歴任した田城郁(たしろかおる)氏を公認している。その田城氏は、松崎氏の側近にして元ボディガードなのである。
要は、民主党は革マル派を候補として擁立しているのだ。

私は、民主党が革マル系候補を擁立した事実を知った時、これは、選挙のためならイデオロギーも組織の性格も関係がないという小沢一郎流の選挙至上主義がその根底にあると思っていた。
が、それだけではないということが今回の一件で分かった。つまり、JR総連=革マル派のカネが裏で絡んでいたということだ。
強固な組織力=カルト的な団結力と財政力を誇るJR革マル派は、おそらく枝野氏以外の民主党議員にも献金しているだろう、と私は思う。組織防衛のためならば手段を選ばない―それが「革マル」だからである。

JR総連とJR東労組については警察庁が「革マル派の活動家が影響力を行使し得る立場に相当浸透している」と認定しており、政府も5月11日の閣議で同様の答弁書を決定している。
枝野幹事長は、この閣議決定に行政刷新担当相として署名している。にもかかわらず、この革マル系労組から多額の政治献金を受け取っている。
枝野幹事長は、政治家として、多額献金者の素性に関心を抱かないのだろうか?

枝野氏は「政治資金規正法にのっとり、適正に処理している」と答えたそうだが、政府が「革マル派の影響下にある」と認定(自らもその閣議決定に署名)した労働組合から多額の献金を受けていた事の説明にはなっていない。
「竹島は韓国の領土」と明言し、日の丸・君が代に公然と反対する北教組から巨額の闇献金を受け取っていた小林千代美氏。朝鮮総連傘下のパチンコ関連企業5社から計320万円の献金を受けていた(発覚後返却)近藤昭一氏。
民主党には極左に無警戒な政治家が多すぎる、と言うより、それを受け入れる(それに同調する)土壌があると断言せざるを得ない。

 

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